【夏の山形・鶴岡2泊3日一人旅】3日目 (1) 立石寺(山寺) / 前編:往路と山頂からの絶景(2017年7月)
こんにちは。ふわりです♪
2017年7月24日~26日、「夏の山形・鶴岡2泊3日一人旅」。
お目当ては「日本酒・お魚・お蕎麦・果物・美しい自然」です(^^)/
【3日目のルート】
立石寺(山寺) → スイーツ:門前Cafe → 昼食:本格手打ち蕎麦・ぼたもち「美登屋(みとや)」 → 仙台経由で東京へ
3日目は待望の晴天!美しい自然を求めて気温31度の中、山形市の「立石寺(山寺)」へ。
1,015段の石段を登った先の山頂からの眺めは、想像以上の素晴らしい絶景でした(^^)/
写真多めでお届けします♪
※ 山寺山頂写真を早くご覧になりたい方は、目次「3.山頂」からどうぞ
【補足】「旧)ふわり写真ブログ」へ投稿した記事をリライトしてアップしています。最新情報をご確認の上、お出かけくださいね♪
目次
はじめに:山寺について
山寺の正式名称は「宝珠山 立石寺(ほうじゅさん りっしゃくじ)」で、貞観2年(860年)に第三世天台座主慈覚大師円仁が開いた天台宗の御山で東北を代表する霊山です。
みなさんも高い山の中、岩肌の上にぽつんと建つお堂の写真や映像を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
山形旅行でどこに行こうかとガイドブックを見ていて、
あ!あそこが山寺って言うのね♪ 一度、登ってみたかったのよね(^^)
芭蕉さんで有名なお寺もあそこだったのかぁ☆
と、ぼんやりと知っていた情報がリアルに結びつきました。
往路
では、さっそく参りましょう!
山寺駅から山寺の登山口まで
JR山形駅からスタート!
JR山形駅から仙山線に乗車し約15分で、あっという間に自然にあふれた「山寺駅」に到着。
行きやすいですね(※電車は1時間に1本でしたのでご注意)。
日枝神社 登山口を左手に見ながら進むと、山寺の登山口に到着♪
根本中堂から山門まで
この山を登ります。
根本中堂(立石寺本堂)
根本中堂(こんぽんちゅうどう)は、1356年に初代山形城主により再建されたお堂で、ブナ材の建築物では日本最古と伝わる。
道内には比叡山延暦寺より移された法灯が、千百余年間、燃え続けている。
出典:まっぷる山形’18
芭蕉さんとお弟子さんの像
山門
日枝神社、宝物殿、念仏堂を過ぎると、鎌倉時代に建立された立派な山門が見えてきます。
ここから奥の院まで930余段。ここで入山料300円を支払います。
姥堂から開山堂まで
「山寺の石段」は、一段、二段と登ることにより私達の煩悩が消滅すると信仰されている修行の霊山です。
さぁ、煩悩を消し去るために登りましょうか(^^)
姥堂「姥が見守る極楽と地獄の分かれ道」
「姥が見守る極楽と地獄の分かれ道」という姥堂は、実際に見ると相当怖かったです。写真を撮ることをためらいました(^^;
このお堂から下は地獄、ここから先が極楽という浄土口にあたる場所。
参拝者は岩清水で体を清めて白装束に着替え、古い衣服を堂内に祀られている本尊の奪衣婆に奉納したという。
出典:まっぷる山形’18
せみ塚
四寸道と呼ばれる箇所。幅はたったの14cm!狭かったのはここくらいでした。
ほとんど帽子入らずの背の高い木々に囲まれた中を登っていくと、せみ塚に到着。
松尾芭蕉がしたためた名句「閑さや岩にしみ入蝉の声」の短冊をこの場所に納め、石の塚を建てたと伝えられているそうです。
ここから奥の院まであと600段くらい!写真を撮りながら登るので、まだまだいけます(^^)
弥陀洞(みだほら)
長い歳月の風雨が直立した岩をけずり、阿弥陀如来の姿を作り出したと言う弥陀洞(みだほら)。
岩の上からぽたぽたと雫が落ちてきて足元に水たまりができていました。
雫が落ちる度に水たまりに波紋が広がり、水たまりに反射して映っていた新緑の緑色がゆらゆらと揺れてとてもキレイでした☆
仁王門
仁王門が見えてきました☆
カッコイイ!!
すごく風格がある美しい門構えにドキドキしました。
反対側から見た仁王門
ちなみに反対側から見るとこんな感じです。また雰囲気が違っていいですね~♪
いよいよ次はお待ちかねの景色ですっo(^^)o
山頂
百丈岩の上に立つ納経堂と開山堂
納経堂(左手)と開山堂(右手)が見えました!
本当にこんなに危なっかしい場所に建っているんだ(^^;
と、実感しました。
納経堂
わぁ!美しい~o(^^)o
納経堂と山々と町並みを望めます。
納経堂は、百丈岩と呼ばれる頂上の斜面に建ち、奥の院妙法堂で写経された法華経を、奉納する建物
出典:山形の宝 検索navi > 立石寺納経堂
舞台式のお堂「五大堂」からの素晴らしい眺望
こんな所に建っています
舞台式のお堂「五大堂」は、こんな所に建っていてビックリしました(^^)
五大堂からの眺め
いよいよ五大堂に入ります♪
五大堂に入り眼下を眺めると、目の前には絶景が広がりました~(^^)/ 気分爽快~☆
パノラマ風に、左方面から右方面へ向かって撮ってみました。
屋根が写りこんじゃいました(^^;
わぁ♪ めっちゃキレイ~(^^)/ 気持ちいい~☆
夏ならではの青空と青々した山の色合いと山里の風景が、とっても美しかったです♪
心地よい風がサーッと吹き抜けていき、汗がすーっとひいていきました。
最高だぁ。いつまでもここでこうして眺めていたいな(^^)
別の場所からの眺め
少し別の場所から眺めました。
どこから見ても美しい山々。山形県はこんなに山が多い場所なのですね。
優しく町を包み込んでくれているような山々。気分がゆったりとして、とても癒やされました(^^)
如法堂(奥の院)
如法堂(奥の院)。
宝珠山 立石寺:各御堂のご案内
重要文化財の三重小塔
重要文化財の三重小塔。
模様
見っけ♪
「くるりん♪」ってしていて可愛い~♡
こういう模様に弱いので、見つけた時は嬉しかったです(^^)
修行の岩場
奥の院を見た後、来た道を戻りながら左手を見ると、御堂のそばにちょっと気味の悪い模様の岩があることに気づきました。
「修行の岩場」
正面の岩に巌をかさねた岩場は、釈迦ヶ峰といい、危険な岩場を通って、お釈迦様のみもとにいたる行場で、出世や欲望のための修行者が、岩場から転落死したことも多かったと伝えられており、今では修行者以外の登山を禁じている。
~立て札より~
「いったいなんだろう?」
と、この説明を読んだらビビってしまい、そろっと退散しました(^^;
釈迦堂と胎内堂
胎内くぐりと胎内堂
胎内堂は、山寺の上層部の崖の斜面に建てられた、小さな平屋建ての建物です。僧侶は、岩の割れ目に架けられた古びた水平な木製の梯子を渡り、胎内くぐりと呼ばれる狭い石の洞窟を這って、この堂まで行きます。胎内とは、文字通り「子宮」を意味します。この洞窟を通り抜けることは、魂が再生することの象徴と考えられています。
この堂には、生きとし生けるものの救い主である菩薩地蔵の像が6体安置されており、かつては瞑想と苦行に使われていました。一般公開されていません。
出典:地域観光資源の多言語解説文データベース > 宝珠山立石寺 / 胎内くぐり
情報
名称 | 山寺(宝珠山 立石寺) |
---|---|
住所 | 山形県山形市山寺4456-1 |
アクセス | JR仙山線「山寺駅」から山寺の登山口まで徒歩で約10分(約450m) |
入山料 |
|
公式サイト | 宝珠山 立石寺 |
地図
機材・愛用品
- カメラ:SONY α7II
- レンズ:SEL24F18Z
- リュックサック:karrimor tatra 20
さいごに
真夏でしたので暑くてたくさん汗をかきましたが、山道は高い木々に覆われており、山頂まではほとんど日傘いらずだったのは助かりました。
また木漏れ日がこぼれ、視界に入ってくるのは美しい木々の黄緑色や緑色で、とても心地良かったです(^^)
往路であまり疲れを感じなかったのは、写真を撮りながらだと、
「あとどれくらい距離があるのだろう?」
ではなく、
「この先には何があるのだろう?何が撮れるかな?」
と、わくわくする気持ちの方が強く、気が紛れたからかもしれません(^^)
山頂の「五大堂」からの眺めはガイドブックの写真を上回る絶景で、目の前一面に広がる夏の青空と青々とした大きな山々に囲まれた里の景色の美しさや開放感は、ことばにできないくらい素晴らしかったです☆
あぁ、登って良かったなぁ~(^^)
と、心から思いました。きっと煩悩も消え去ったことでしょう(笑)
秋の紅葉、冬の雪景色もきっと美しいのでしょうね☆ みなさまも、もし機会がありましたらぜひ山頂からの絶景と開放感を味わってみてくださいね。
後編では、「山寺登山復路の景色と門前Cafeのさくらんぼソフトクリーム」をお届けします。
では、また~(^^)/