【レビュー】Canon PowerShot G9 X MarkII:02. AUTO撮影した照明の明るさが異なる飲食店編(作例32枚)
こんにちは。ふわりです♪
Canon PowerShot G9 X MarkIIのレビュー2回目は、AUTO撮影した照明の明るさが異なる飲食店編。2軒訪れ撮影した結論は、
- 照明が暗いお店:AUTO撮影は少し厳しい
- 照明の明るさが普通のお店:AUTO撮影でOK
です。
私がこのカメラを購入した一番の目的は、照明の暗いお店でストレスなくキレイな料理を撮ること。Canonの作例32枚と、ふだん使用しているミラーレス一眼カメラSONY α7II + SEL24F18Zの作例22枚をアップしますので、同じようなシチュエーションでの撮影を想定されている方は比較しながらご覧くださいませ(^^)
※ 風景やイルミネーションなどの作例は「01. AUTO撮影編(江の島にて)」をどうぞ♪
撮影機材
A. Canon PowerShot G9 X MarkII
B. SONY α7II + SONY SEL24F18Z
ふだん使用している「SONY α7II + SEL24F18Z」はカメラ仲間内で「グルメレンズ」と呼んでいる素晴らしいレンズです。
1軒目:照明が暗いお店(作例:A.13枚、B.10枚)
- こちらのお店の照明は相当暗く、元々料理写真を撮るとブレやすい環境です(お店の照明は「○○ルーメンです」と書けずすみません)
- 座席はカウンターの一番左端。左側に透明のドアあり
撮影パターン1:目の前のカウンター
目の前のカウンターで撮る。
A. Canon PowerShot G9 X MarkII:作例6枚
(1/3秒、f/2、10mm、ISO/125、+1、19:37)
ピントが甘いですね。
(1/2秒、f/2、10mm、ISO/125、+1、20:19)
盛大にピンぼけです。息を止めて撮らないとこのようにぶれます(^^;
(0.6秒、f/2、10mm、ISO/125、+1.3、20:30)
まぁまぁいい感じ♪
(1/4秒、f/2、10mm、ISO/125、+-0、21:49)
(1/6秒、f/2、10mm、ISO/125、+-0、22:10)
食材の水分、ツヤ感は撮れています。まぁまぁいい感じ♪
(1/8秒、f/2、10mm、ISO/125、+-0、19:33)
赤味は強いですが、瓶のツヤ感が撮れています☆ Barのような雰囲気が出ています。
ホワイトバランスを変えずに撮っているので全体的に赤味が強いです。
とても暗いので露出を上げないとどうしてもブレてしまいます。
B. SONY α7II + SONY SEL24F18Z:作例6枚
撮影前にホワイトバランスや露出を調整後、AUTO撮影。
(1/50秒、f/2.8、24mm、ISO/12800、+1、光源:タングステン、19:19)
(1/5秒、f/1.8、24mm、ISO/800、+0.7、17:49)
(1/10秒、f/1.8、24mm、ISO/800、+1.7、18:36)
(1/60秒、f/2.2、24mm、ISO/8000、+1.3、光源:タングステン、20:49)
(1/60秒、f/2.8、24mm、ISO/8000、+1、光源:タングステン、19:07)
(1/60秒、f/2、24mm、ISO/6400、+1.3、光源:タングステン、20:21)
明るくクリアに撮れています☆ さすがグルメレンズですね!
値段が違いますので、SONYの方がよく撮れていないと困ります(笑)
撮影パターン2:ドア側のカウンター
目の前のカウンターから左に約50cmずらし高さを約30cmあげたカウンターに置いた料理と日本酒を撮る(左側のドアから漏れて入ってくる光を入れる)
A. Canon PowerShot G9 X MarkII:作例6枚
f/2、1/6秒、ISO-125、+1、10mm、19:57 |
f/2、1/4秒、ISO-125、+1、10mm、19:58 |
f/2、1/5秒、ISO-125、+1、10mm、19:58 |
f/2、1/13秒、ISO-125、+1、10mm、19:58 |
光を少し取り入れるだけで、感覚的にはだいぶ撮りやすくなりました。
ただ、このような透明の瓶の場合はふだんでも特にピント合わせが難しいタイプのため、ちょっと厳しかったですね(^^; 思いっきりドアに向けた4枚目だけ、文字の一部にピントが合いました。
ご参考)後から赤味だけ修正した例
瓶モノ、液体モノは撮るのが難しい中、これくらい撮れればOKですね♪
AUTOではほとんどの写真が赤味が強く撮れました。ご参考まで後から「JTrim」というフリーソフトで「RGBの度合い」で赤味だけ少し修正した例をどうぞ。
(1/4秒、f/2、10mm、ISO/125、+1.3、20:34)
少しでも光が入るところでしたら、このように撮影後に色味を変えるか、撮影前に色味を変えるかすれば何とかはなりそうです。ただ次にあげるカメラの例のように、サクッと小気味よく撮る感じではないかな。
B. SONY α7II + SONY SEL24F18Z:作例3枚
(1/10秒、f/2.8、24mm、ISO/800、+1、18:00)
(1/60秒、f/2、24mm、ISO/5000、+1.3、光源:タングステン、20:06)
(1/60秒、f/2.8、24mm、ISO/5000、+1、光源:タングステン、19:18)
撮影パターン3:店内を撮る
A. Canon PowerShot G9 X MarkII:作例1枚
(1/40秒、f/2、10mm、ISO/125、-1.7、21:58)
照明はキレイに撮れました☆ 実際はももう少し明るいですが、やはりイルミネーション系に強いカメラのようだなとわかりました(^^)
B. SONY α7II + SONY SEL24F18Z:作例1枚
(1/60秒、f/2、24mm、ISO/3200、+1.3、光源:タングステン、20:27)
露出を上げて、実際より明るく撮りました。
照明の暗い飲食店:Canonの感想まとめ
- 日本酒の瓶はそれなりに撮れる
- 料理類はあまり納得のいくようには撮れない
- 照明はサクッ!と、キレイに撮れる
- 照明や明かりなど少し取り込めばギリギリ何とかなる
江ノ島のイルミネーション撮影ではストレスなくバシバシとブレずに撮れたので期待していましたが、こちらではなかなかピントが合わずカメラが迷っていました。さすがにちょっとここまで暗いお店では厳しかったですね(^^;
2軒目:照明の明るさが普通のお店(作例:A.19枚、B.12枚)
A. Canon PowerShot G9 X MarkIIで撮る:作例19枚
(1)料理:作例9枚
ツヤ感も撮れました。
全体をさっと撮れました。
ここまで近寄れればOKですね。
実際より少し暗く撮れています。
アップで撮ろうとしたら、なぜか突然赤味強めで撮れました(^^;
とってもキレイに撮れました!
こちらも!この2枚だけ見るとSONYとほぼ同じです。
料理を横からアップで。これくらい撮れればいいかな♪ AUTOでこれなので、露出を上げたらもっとキレに撮れるはず☆
(2)日本酒:作例6枚
若干色味は赤いですが、瓶とコップがキレイに撮れました。合格!液体のタプン♪とした表面張力も、ちゃんと写っています。
やわらかな雰囲気で撮れています。裏ラベルの文字も撮れました。
奥に向かって自然にボケています。
(3)お店:作例4枚
外は暗いので少しピントが甘いですが、いい雰囲気に撮れました。
実際より少し暗く撮れましたが文字も読めますね。
実際の雰囲気とほぼ同じ。とても自然に撮れました。
やっぱり照明は自然に撮れます。得意なのですね(^^)
まさかこんなにキレイに日本酒の瓶が撮れると思いませんでした♪
B. SONY α7II + SONY SEL24F18Z:作例12枚
傾きや色合いなど変更せず、リサイズだけしています。
(1)料理:作例8枚
(2)日本酒:作例3枚
Canonと比べると、一段階明るく全体的にすっきりと視界良好!という感じですね。気合を入れて撮ると、とってもキレイに撮れます。
(3)お店:作例1枚
Canonより明るく赤みがかっています。
照明の明るさが普通のお店:Canonの感想まとめ
- 日本酒の瓶とコップ、液体の表面張力もキレイに撮れる
- 料理が自然に撮れる、ややアップ気味くらいで撮るのがBest
- 店内の様子が自然に撮れる
照明の明るさが普通のお店の場合、合格でした☆ 結構近寄れますし、自然に撮れるなぁという印象。特に日本酒の瓶がキレイに撮れるのには驚きました(^^) このカメラは照明やイルミネーション、瓶など、光を取り込むもの、輝く系のものが得意なのかもしれませんね♪
結論
- 照明が暗いお店:AUTO撮影は少し厳しい
- 照明の明るさが普通のお店:AUTO撮影でOK
照明が暗いお店ではSONYパターンでもいつも集中しないとブレますので、この結果は「やっぱりな(^^;」という想定内の結果。
照明の明るさが普通のお店では、すべてAUTO撮影してこの結果でしたのでこのカメラでOK!あとは時と場合によって撮る前に明るさを少し上げたり、ホワイトバランスだけ変えて撮れば良さそうです。
さいごに
「スマートフォンの他にコンデジを持つ必要はあるの?」
と、質問されたら、
「お使いのスマートフォンによります。」
と、答えます。最近のiPhoneのようにとてもキレイに撮れるスマートフォンをお持ちの場合、コンデジは不要な気がします(個人の感想)。
私は2019年12月からSHARP AQUOS sense3を使用しているのですが、こちらのカメラ機能はあまりよくないので(^^; コンデジを持つという選択肢もありだなと思いました。照明の暗いお店へはこれまで通りSONYパターンを持っていくことにしますが(笑)
ちなみにSONYパターンで気合を入れて撮った作例は別ブログにたくさんありますので、もっとSONYパターンの作例を確認したい方はそちらをご覧くださいませ☆
どなたかの参考になりましたら幸いです(^^)
では、また~(^^)/
ご参考)カメラケースあれこれ
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関連記事:作例(別ブログ)
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- SONYの作例:武蔵小杉 海鮮山鮮:2019年9月の料理と日本酒(神奈川県川崎市)
更新履歴
- 2018年1月:初投稿(旧ふわり写真ブログ)
- 2023年6月28日:ブログ移行とリライト、作例大幅追加
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