モンステラの挿し木と茎伏せに初挑戦(1) モンステラのカットから植え付けまで [2021年9月]【栽培記録】
こんにちは。ふわりです♪
2021年9月中旬に約3年育てているモンステラをカットし、挿し木と茎伏せに初挑戦☆
無事に植え付けができましたので、栽培記録として「1.モンステラのカット、挿し穂づくり、水揚げ」→「2.植え付け」の手順をまとめました。
- モンステラに興味のある方
- モンステラが大きくなってきたのでそろそろ何とかしたい方
- モンステラの挿し木について知りたい方
よかったらご覧くださいませ(^^) 参考になれば幸いです☆
目次
モンステラをカット・挿し木することにした理由
2018年7月に電車で抱えて持って帰ってきた小ぶりのモンステラが、3年2カ月後には1番大きな葉は横が約20cm、縦が約23cm、高さは私の胸元あたり110cmくらいまで成長してくれました☆ 喜んで同居していたのですが、水やりのためにベランダに出す際、茎が窓枠にひっかかったり、茎に触れると倒れそうになったり、とうとう紐でも支えきれなくなったため、何らかの対策が必要になりました。調べたところモンステラは挿し木、水耕栽培、茎伏せ、株分けで増やすことができるそうなので、カットして一回り小さくしつつ、挿し木で増やすことにしました♪
1.モンステラのカット、挿し穂づくり、水揚げ
モンステラの生育期は5月から9月で、中でも挿し木するのによい時期は5月~7月の気温が20度前後の頃のようです。ただ私の場合、モンステラの茎が倒れてきて危なくなったこと、9月の挿し木もギリギリOKとの情報を入手したことから思い切って9月中旬に決行しました。
(1) 事前準備
- 挿し木と茎伏せの手順を勉強する。BlogやYou Tubeをたくさん見て必要な情報を集めました。中でもYou Tubeの “くるみどりちゃんねる” はとてもわかりやすくて丁寧で私にピッタリ!こちらを何度も繰り返し見て勉強しました。オススメ☆
- 1週間くらいモンステラの水やりを控え、乾燥気味にする
- モンステラのカット、挿し穂づくり、水揚げに必要な道具類を準備 → A
- モンステラのカットする場所を決める → B
A.モンステラのカット、挿し穂づくり、水揚げに必要な道具類を準備
*1 水揚げ:挿し木する前に植物に吸水させること
*2 メネデール:”植物に必要な鉄をイオンとして含んでおりそのイオンパワーで植物の生命力を高めます。植物を植える時や弱った時に化学合成成分を一切使わない安全で環境にもやさしい活力剤”
B.モンステラのカットする場所を決める
- 節の場所を確認。節のすぐ上に生長点ができるのでそこを残す
- 挿し木の場合、節は2~3個ぐらい残す。茎伏せの場合、節は1個でもOK
- できれば節と節の間に気根を残す(発根率が上がる)
- カットする位置は節と節の真ん中
これらを踏まえて今回は挿し穂3本と茎伏せ1個分が取れることがわかりました。
※ 挿し木の確率を少しでも上げたくてかなり悩みました(^^;
(2) 当日の準備
水揚げ用の容器に水1対メネデール100でメネデール溶液を作る。
(3) モンステラのカットと挿し穂づくり
カットする直前にアルコールでハサミを消毒します。茎をカットした断面から雑菌などが混入して病気にならないように、カットする度に同じ作業を行います。
挿し穂:1本目
今回はモンステラの挿し穂を3本作ります。切る覚悟を決めたら1本目をカット(^^)/
- 今年発芽した中で一番新しい茎1本だけ残して残りはカット
- 気根は1本だけ残しました
- 切り口は水平にしました(斜めにカットした方が早く根が出るとか、水平にした方がたくさん根が出るとかいろんな意見があるようですがたくさん根が出るかも?という方を選びました)
注意点
切り口から出る樹液(シュウ酸カルシウム)は有毒でかぶれたりするので触らないようにしましょう。樹液に触れないように手袋も用意しておくとGoodですね♪
挿し穂:2本目
くるちゃん先生のお話しによると気根は残したほうが良いけれども、気根の様子を見てあまりに長いものや枯れたものはカットして良いとのこと。この場合、写真に写っている気根は長過ぎるので本当はカットした方が良いですが、ビビリな性格なので少しでも発根率を上げたくて残しちゃいました(^^; その後調べたらカットした気根の途中から新しく根が出る場合もあるようなので、次回は適切な長さにカットします!
挿し穂:3本目
最後の1本が一番元気な茎だったのでカットする直前に「やっぱりこれだけ保険に残しておこうかな。」と気持ちが揺らぎました(^^; 最後の勇気をふりしぼって「ごめんっ!!」と、言いながらザクッ!とハサミを。
いつかこういう作業も慣れるのでしょうかね(^^;
茎伏せ用1個
茎伏せは難しそうなのでやるつもりはなかったのですが、節が1つ取れそうでしたのでダメ元でトライしました(笑)ちなみに、茎伏せも挿し木と同様に気根がついている場合は残しておくと成功率が上がるそうです。
ふわり
まずは挿し穂3本と茎伏せ1個のカットができました(^^)v
(4) 水揚げする
次は水揚げです。
挿し穂を植え付ける前に準備しておいたメネデール溶液に2、3時間浸けて吸水させます。今回は4時間、水揚げしました。
メネデールは植物の切り口を保護すると同時に新しい根の発生を促してくれるそうです☆
(5) Before → After
モンステラのカット前とカット後の写真です。大きなモンステラが、「1.親株、2.挿し穂3本と茎伏せ1個、3.葉っぱ10枚」になりました。葉っぱは花瓶に入れて観賞用にして大切に愛でます♪
親株は丸坊主になり、切り口からは水がにじみ出てきて少々痛々しかったです。。でも親株からも新芽が出てくるそうですので、その日を楽しみに待ちますo(^^)o
以上が「1.モンステラのカット、挿し穂づくり、水揚げ」でした。
次は「2.植え付け」です♪ あと少しっ(^^)/
2.植え付け
(1) 植え付けに必要な道具類
- プラスチック製の鉢(少し小さめでOK。いずれ鉢上げ (*3)予定)
- 鉢底ネット
- 鉢底石、軽石など
- さし芽種まきの土(無菌の赤玉土、鹿沼土でも可)
- プランター・ガーデン用 土すくいスコップ
*3 鉢上げ:挿し木用の土から通常の土に替える作業。鉢上げする際は大きめの鉢を用意。今回は9月に挿したので来春まで待つ予定ですが、5月~7月のベストシーズンに挿した場合しっかりと発根していれば1、2ヶ月後に鉢上げしてもOKとのこと
(2) 挿し穂の植え付け
- 鉢穴をふさぐようにカットした鉢底ネットを置(ケチケチして小さくカットw)
- 鉢底ネットが隠れるまで鉢底石を敷く(私は2cmくらい敷きました)
- さし芽種まきの土を鉢の半分くらいまで入れる
- 土を水で湿らせる
- 土に幅は茎の直径+α、深さは5cmから7cmくらいの穴を掘り、挿し穂の切り口を傷つけないようにそっと立てて植え付け、周りに土を寄せて最後にギュッと固める
- 植え付け完成(^^)/
茎の切り口を土に対して平行にして植え付けたら、分枝している茎が元々斜めになっているので傾いております。「切り口に負担がかからないかなぁ~、すぐに倒れないかなぁ?」と心配ですがどうしようもなく(^^;
(3) 茎伏せの植え付け
本来は乾燥したタイプの水苔を事前に水で戻しておき、その上に茎を寝かせるのがBestだそうです。私は前日まで茎伏せはしないつもりでしたのであいにく水苔の準備をしておらず、ダメ元で挿し穂と同様のさし芽種まきの土を利用することにしました。 タッパに土を入れ、茎の断面が隠れるよう茎が半分以上隠れるように土をかぶせました。さてどうなるかな(^^)?
以上、「2.植え付け」でした。
ふわり
無事、カットから植え付けまで完了しました~(^o^)/
さいごに
なんとか無事にできほっとしております(^^) 初めてなので手探りで戸惑うことが多かったですが、次からはもっとサクッとできそうな気がします☆
生命力が強くて癒やし効果も抜群で育てがいのある人気の観葉植物モンステラ♪ うまくいけばどんどん増えるはず☆ 皆さんも頃合いの良い春に挿し木にトライしてみませんか♪
引き続き、今後の成長過程はBlogにアップしていく予定です。よかったらまた見にきてくださいませ☆
では、また~(^^)/
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更新履歴
- 2021年10月27日:初投稿(旧ふわり写真ブログ)
- 2023年4月7日:ブログ移行とリライト