モンステラの挿し木と茎伏せに初挑戦(7) 約7カ月半後に行った挿し木と茎伏せの鉢上げ [2022年5月]【栽培記録】
こんにちは。ふわりです♪
2021年9月中旬にモンステラの挿し木と茎伏せに初挑戦したシリーズの7回目は、2022年5月初旬に行った「挿し木と茎伏せの鉢上げ（※1）」です。
「挿し木と茎伏せしたモンステラは約7カ月半でどれくらい成長したのか？」、また「挿し木後はいつどのように鉢上げすれば良いのか？」興味のある方は、ぜひご覧くださいませ♪
※1 鉢上げ：種まきや挿し木した苗床で成長したものを栄養分のある鉢に植え替えること
目次
最初におさらい：植え付けから約7カ月半後
挿し木3鉢（No.1～No.3）
挿し木3本は区別をつけるため「No.1～No.3」と名付けて育てています。こちらは植え替え当日、5月5日の様子です。
左から）No.3、No.2、No.1
3鉢ともだいたい同じ感じですくすくと育ってくれました♪
- 茎：すべて1本から2本に
- 高さ：No.1は約67cm、No.2は約70cm、No.3は約68cm
- 根っこ：No.1は鉢底から1本、No.2は鉢底から2本出た。3鉢とも土の表面から顔を出した（ご参考：シリーズ(5) 4月18日）
茎伏せ
葉の大きさ：約4cm。掘り起こしてみると、まさかの根っこが1本も生えていませんでした(^^; 茎もしなしなになってきているので、とても心配です。
鉢上げの準備
1. 鉢上げをする日を大まかに決める
モンステラの挿し木を鉢上げするタイミングは、葉っぱが2～3枚になったり根っこが鉢底から出てきたりした時です。
ただ鉢上げする日はいつでもいいわけではなく、モンステラの師匠「くるみどりちゃんねる」によりますと下記の条件が揃った時が良いとのこと。
- 最高気温ではなく、最低気温が20度くらいまで上がる日が続くようになったら
- 天気予報をチェックし、できれば数日晴れが続く日に
気持ち的にはモンステラがパンパンになってしまった4月に植え替えたかったのですが、師匠の教えを守り我慢。4月20日くらいから2週間分の天気予報を確認し、5月初旬は気温も天候も条件にあてはまりそうなので、この頃に決行することにしました。
2. 鉢上げに向けて水やりを控える
鉢上げする日が大まかに決まったら、植え替え時にかかる根っこの負担を減らすため1週間くらい前から水やりを控えます。
植え替え2日前の写真の株元を見ると、土の表面がかなり乾いている様子が確認できますね。
3. 鉢上げ日を決める
- 茎伏せ：すでにカラカラで滴もついていなかった5月2日に決定
- 挿し木：モンステラの葉っぱの縁に滴が1滴もついておらず、蒸散するだけの水分がないことを確認した5月5日に決定
4. 土や鉢などを用意する
一人暮らしで車がなくネットで注文する方は、早めに諸々用意しておくことをオススメします。
春の植え替えシーズンは皆さん考えることが同じなようで、Amazonで注文しようとしたところ土や鉢などが品薄状態で、私は観葉植物の土が鉢上げ決行日ギリギリに到着して焦りましたので(^^;
では、用意したものをずらっとあげますね♪
用意したもの
- リッチェル カラーバリエ 長鉢6号と受け皿 各1、長鉢7号鉢と受け皿 各3
- プロトリーフ室内向け観葉・多肉の土
- ハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒 600g
- プロトリーフ かる～い鉢底石
- プロトリーフ 硬質鹿沼土
- ガーデンフレンズ 鉢底アミ
- TAKAGI プランター・ガーデン用 土すくい
- 新聞紙
- 割りばしなどの細い棒
- はさみ
個別にもう少し詳しく書きますので、道具選びの参考にどうぞ(^^)
(1) 鉢と受け皿
鉢上げや植え替えは、通常植え付け時よりも1サイズ上の鉢にします。
- 茎伏せ：植え付け時はタッパを使用し茎の全長は10cmくらいなので5号鉢にしようかと思いましたが、どのように成長するかわからないため大きめの6号鉢をチョイス
- 挿し木：植え付け時に根張りタイプの6号鉢（1.8L）を使用したので、今回は7号鉢（4L）をチョイス
補足
モンステラは根っこがよく張るので長鉢タイプにしました。
リッチェルシリーズの鉢はほんのり淡いベージュ色とデザインが落ち着いていて、触った感じや縁が持ちやすい点などトータルで見て気に入っています♪ （受け皿は値段の割にちょっと心もとないので、他の商品の方が良いかもです）
2015年にエバーフレッシュを育て始めた頃はオシャレな真っ白い陶器鉢で揃えようと考えていたのですが、地震が多く陶器鉢が倒れて割れたら危ないなと感じたことと、水やり後は水を含み重くなり持ち運ぶのが大変でこれ以上はサイズアップできないことがわかったことから、我が家の鉢は少しずつリッチェルシリーズに統一し始めています。
リッチェル Richell カラーバリエ 受皿
6号（Amazon｜楽天市場｜Yahoo!ショッピング）
7号（楽天市場｜Yahoo!ショッピング）
(2) 土
挿し木時は水はけが良くウイルスや害虫などの影響がない清潔で肥料分が含まれない土が求められるため、「さし芽種まきの土」を使用して植え付けました。
鉢上げ時は栄養分のある通常の土が良いので、室内に置く観葉植物用の土として何度もリピートしているこちらをチョイス。6号鉢（2.4L）×1鉢と7号鉢（4L）×3鉢に使うので、少し多めに購入しました（購入した8.4Lタイプは直径30cmの10号鉢向けとのこと）。
補足
室内用の鉢に使う土は有機分が含まれていないものがオススメです。
以前スタージャスミンを購入した際、有機分が含まれる土を使われていたらしく、コバエがわいてきてエンドレスになり泣きましたので(T_T)
元肥
植え付け時に元肥を入れると根っこが肥料を求めてグングン成長してくれるというハイポネックスジャパンの肥料「マグァンプK 中粒」を初めて購入しました。
※ 元肥が入っている土を使用する場合はこちらは入れなくてOKです
鉢上げ：A. 挿し木編
では鉢上げを始めます。
共通の作業手順
共通の作業は最初にまとめてやっておくと時短になります♪
鉢底ネットを鉢底の穴にあわせてはさみでカットして敷く
1の上に鉢底ネットが隠れるくらいまで鉢底石を敷く
2の上に鹿沼土を2cmくらい敷く（補足参照）
3の上に鉢のサイズに合わせた規定量のマグァンプをパラパラとまく
補足：「手順3」の鹿沼土について
こちらは自己判断で行いましたので、スルーしてOKです。
通常は鉢底石を敷いてマグアンプをまいて観葉植物用の培養土を敷けば良いのですが、「モンステラは水はけの良い土が好きそうだなぁ♪」と感じているので、水はけを良くするために鉢底石の上に鹿沼土を少し敷いてみました。結果はいかに？今後の成長ぶりで確認・ご報告しますね♪
プロトリーフ 硬質鹿沼土 5L
楽天市場 Yahoo!ショッピング
個別の作業
1. 根鉢を抜く
- 鉢底から根っこが出ている場合、先にはさみでカットしておく
- プラスチック製の鉢の場合、鉢を横に倒して鉢の周りを両手で中心に向かって少しずつ力を入れながらギュッギュッと押し込み土をほぐしていきます。まんべんなく行うとだんだん土がやわらかくなり、「スポッ！」と、抜けます♪
3鉢の成長ぶりと作業風景です。
No.1
No.2
No.3
茎の下の方を持ちながら上に引き抜くと、「THE根鉢！」といった根と土が鉢の形のまんま「スポッ！」と（笑）根っこの張り巡りっぷり & 鉢底石への噛みつきっぷりはお見事です☆
挿し木時はたった1本の茎だけ（写真）だったのに、こんなにたくさん根っこを生やしてくれたなんて嬉しすぎますね(^^)
補足
実はこの後、鉢底石を再利用するために3つの根鉢から鉢底石を1個ずつ取り、さらに鉢底石にがっちり張り付いた根っこと土を取り除く作業が一番大変でした(^^;
この作業を省きたい方は、ネット入りの鉢底石がオススメです（私も今のものを使い終えたら次回からはこちらを購入予定です♪）
2. 根鉢をほぐし整える
根鉢を優しく包み込むようにしてもんでから指や割り箸などで古い土を少しずつ落とし、傷んだり腐ったり乾燥している根っこはカットし、根鉢を整える。
補足
安定した株を期待する場合はあまり根を崩さず、新鮮な根っこをどんどん生やしてほしいときは古い土をすべて落とし、根っこもある程度カットして良いようです。
今回は初めての鉢上げで「どれかは根付いてほしいな☆」という願いから、3パターン「1.根鉢を崩さない、2.根鉢を半分崩す、3.根鉢を全部崩して根っこだけ残す」にしてみました。こちらも今後の成長に違いは出てくるのか？乞うご期待(^^)
No.1
No.2
No.3
3. 植え付けと水やり
- 「共通の作業手順」で準備した鉢に土を入れながら挿し木の位置を決めたら、鉢の上から2cm程度下まで土を入れる
- 割り箸などで鉢の縁に沿って少しずつ土を突つき、根っこを傷つけないように気をつけながら土が根っこの隙間にも入るようにする
- 土の上から水をたっぷりあげて、鉢底から水が「ジャー！」っと、出たのを確認したら完了(^^)/
No.1
No.2
No.3
無事に鉢上げができました(^^)
鉢上げ前後の鉢のサイズ比較(ビフォアアフター）
左）ビフォア、右）アフター
6号から7号へ1サイズアップしただけですが、長鉢にしたこともありずいぶん大きい鉢に鉢上げしたように見えますね(^^)
土から水と栄養をたっぷり吸収して、のびのびとたくさん根っこをはってくれるといいなo(^^)o
鉢上げ：B. 茎伏せ編
鉢上げの手順は、鉢上げ：A. 挿し木編の「共通の作業手順」まで同じ。植え付けるときに穴を掘ってから土に挿したら完了です。
鉢底石を入れる
鉢の上から2cm程度下まで土を入れ水で土を湿らせ、茎を植え付けるための穴を掘り植え付ける
茎伏せの方が最後の植え付け作業は簡単でした。ただ根っこが1本も出ていないのでこの後どうなるのかわかりません(^^; またご報告しますね♪
鉢上げ後の管理
置き場所
(1) 鉢上げ後1週間くらい
風が強く当たらない風通しの良い屋外の日陰に置きます。
(2) その後
南向きの窓辺、レースのカーテン越しに日が当たる風通しの良い場所に置きます。常に窓を10cmくらい開けて、風が流れるようにしています。
こうすると光合成が活発に行われグングン成長し、また徒長しにくく葉の割れ目もできやすいようです。風通しをよくしているので土も蒸れにくくなりいい感じ♪
※ うちのモンちゃんたちは狭い我が家の特等席に鎮座されています（笑）
鉢上げ13日後 ※左は親株
鉢上げ13日後、1つは新芽が伸びてきました☆ 写真左の親株については次回書きますね♪
水やり
毎朝葉の表面と裏に欠かさず霧吹きで葉水をし、土の様子をチェックして乾いてきたら水やりします。ふだんはカラッカラに乾いて葉っぱから蒸散されなくなったら水やりをしていますが、鉢上げ後はそれより少し早めに水やりしています。
肥料
新芽が出てきたり、新しい葉っぱが展開してきたらうまく根付いた合図♪ 肥料を与えても大丈夫だそうです。私は鉢上げ時に元肥を入れましたので、「1カ月～1カ月半後くらいに化成肥料を置こうかな？」と、考えています。
補足：支柱を立てたい場合
気根が出ている場合は気根側に支柱を立てると支柱に気根が絡まりやすくなるそうです。
私は次の植え替えのときに、今後どういう形で育てていくか方針を考えて支柱を立てるか決める予定です(^^)
さいごに
初めてシリーズの初めての鉢上げ☆ この日をどれだけ待ちわびたことか(^^) モンちゃんたちも「苦しいよぅ。。早くぅ～。。」って言っていましたので、同じように待ちわびていたことでしょうね（笑）
それにしても、モンステラの生命力の強さには本当に感心しきりです♪ バッサリカットしても強くたくましく芽を出し根を出し、次々と葉っぱを展開して生きていくんですもん♪ 鉢上げ後も順調に生育していますし、本当にすごいなぁ～。そんな姿を毎日見ているとこちらも生きる力をおすそ分けしてもらっている気がします☆ 手をかけると倍以上にして返してくれちゃうモンステラちゃん。大好きよ♡ これからも一緒にいてね♪
では、皆さまも楽しいモンステラライフを～(^^)/
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更新履歴
- 2020年6月10日：初投稿（旧ふわり写真ブログ）
- 2023年8月3日：ブログ移行とリライト
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