【書評】ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方:働き方の選択肢と希望の光を見せてくれる
こんにちは、ふわりです♪
「ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方 / 伊藤洋志(著)」は、著者が5年間「ナリワイ」を発掘、開発する日々で、やってみてわかったことをまじえながら、「働き方は1つじゃない。そこで合わなくても他があるかもしれない。自分でつくれるかもしれないよ。」と、働き方の選択肢と希望の光を見せてくれる本です。
競争が苦手な方、自分で何か仕事をつくれたらいいなと思う方へ。
【補足】2021年1月に「旧)ふわり写真ブログ」に投稿した記事をリライトしてアップしています。
目次
ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方を読んで
この本を読んだきっかけ
- 時間をとても大切なものとしてとらえている今、「人生を盗まれない」というタイトルに反応
- ものづくりに憧れるので、「自分でもナリワイが作れたらいいな。」と期待
著者の提案するナリワイ
全編を通して、たくさんナリワイの定義や考え方が出てきます。
- 競争社会が苦手な非バトルタイプのための「生活と仕事を一体化」するもの
- 生活の糧を得ながら同時に自分の生活を充実させうるもの
- 稼ぐことは二の次で最優先事項ではない
- プロ(専業者)のような特別な才能を必要とせず規模は小さくて良い
- 世の中の役に立ち、やっていて楽しくて人生を充実させるような仕事を複数組み合わせる
ざっくり挙げるとこのような感じです。利益優先ではない点と頑張りすぎない点がポイントかな♪
ハードな自給自足ではなく、自分のできる範囲の労力でぼちぼち楽しく稼ぐ暮らし方を目指すという考え方。そしてそこにはやはり人とのつながりも必要なようです。
感想
著者の違和感に共感
「はじめに」から共感することばかり。著者が世の中の常識や、自身が働きながらストレス解消のためにモノを消費し散財している状況に「どうも、これはおかしい」と感じたことから始まります。
これ、私も感じていたことでした。
”ナリワイ” という働き方に希望の光が見えた
仕事も、ほしい物も、自分でつくるのは面白い
ナリワイの定義や考え方を知るにつれ、
「これだっ!」
と、思いました。でも、
「実際にナリワイをつくるのは難しそう(^^;」
すぐにそう思ってしまうのが悲しいサガ。「働く=雇われる」というおそらく世間の常識と同じ図式はそう簡単には変わりそうもありません。でも、
「とにかく簡単なところから手を付ければ大丈夫。」
と、ハードルを下げた提案やヒントをしてくれるのです。その中でも特に面白かったのが、
あえて言えば、ナリワイは「弱いコンセプト」なのである。
というところ。
え!? 弱くていいの?
と思うじゃないですか。はい。詰めが甘くていいんだそうです(笑)
もしかして私にもできちゃう?楽しそう~o(^^)o
とワクワクし、明るい光が差し込んでくるのが見えました☆ そして著者は、
コツを覚えて特訓すれば人間たいていのことはできる!ひるむな!
と、エールを送ってくれます。「起業なんて無理だろうなぁ。。。」というブロックを外せそうな気がしてきます(^^)
余談:生き方や働き方について
世の中は多数派が良いことで正しいことで、当たり前とか常識みたいな感じがしませんか?
私は物心がついた頃から多数決で決まる瞬間に出くわしたり、多数派が堂々としている様子を見るたびに、何だかもやっとしていました。
「例え声が少なくてもその人にとってはそれが答えなのにな。いいと思ったことなのにな。」
と。
仕事で言えば、多数派の「雇われて働く」ことをしていれば、まず白い目で見られることはないですよね。例え「実際どんな職場で、どんな気持ちや考えで、どんなことをしているか?」が外から何も見えなくても。
そういう私も初めて働くことを考えた時は雇われて働く選択肢しかないと思い込んでいたので、メーカーに就職し長年同じ会社で働きました。多数派に属していることでどこか安泰なような気もしていました。なので会社の景気がどうこうなってもどこか他人事で、現実をまっすぐ見ようとせずにいたところ、転機が訪れて雇用契約が終了。
「安泰だと思っていたアレはいったい何だったのだろう?」
そう思ったのに、その後もやっぱり雇われて働くことを選びました。でもだんだん、
認めたくないけど、もうフルタイムで働くのは体力的にも能力的にもキツイな。
でも今から雇われて働く方法以外でどうやって収入を得ればいいのだろう?
と、浮かんだが最後、思考停止。それ以外の方法を知らなかったのですよね。
人生真っ暗闇へ行きかけ、それから「何かヒントがないかな?答えがないかな?」と、たくさん本を読みました。そこで出会えた「ぼくたちに、もうモノは必要ない。/ 佐々木 典士(著)」で目から鱗が落ち、価値観について考え直すきかっけを。「減速して自由に生きる-ダウンシフターズ / 高坂勝(著)」で違う視点での生き方や働き方等を知り、人生の選択肢が増えたような気がして少し心が軽くなりました♪ 生き方や働き方は多数派の中だけにあるわけではないようですね(^^)
さいごに
世の中のいわゆる常識や流れに疑いもなく適応する人、疑うけれど適応する人、体が拒否反応を起こす人、バトルタイプ、非バトルタイプ、いろんな人がいます。でも、きっと人の数だけ生き方があるようにいろんな働き方もあるはず。
会社勤めしんどいな。どうしよう。起業なんて無理だろうし。これからはぼちぼちと楽しく働いていけたらいいのにな。
と言う方は、試しに読んでみませんか? もしかしたら小さな希望の光が差し込むかもしれません☆
では、また~(^^)/
著者について
こんな本もハマるかも
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。/ 佐々木 典士(著)」
人生模索中の2015年6月に単行本を購入。考え方・価値観の見直しをしたくなった私にとって大切な本。後日[増補版]も出たのでKindleで書い直しました♪( Xアカウント:佐々木典士)
「減速して自由に生きる-ダウンシフターズ / 高坂勝(著)」
こちらも人生模索中に出会った1冊。池袋でBarをやりながら稼ぎすぎないという面白い生き方・働き方を見せてくれました(^^) 今は千葉県に移住し、引き続き興味深い暮らしをされています♪( 髙坂勝公式サイト)
「年収90万円で東京ハッピーライフ / 大原扁理(著)」
東京のはずれで隠居6年目の時に書いた本。ここまでやるか!というちょっと特殊な例かもしれませんが、「こんな人もいるんだなぁ。人生はなんとかなるものなのかもなぁ(^^)」と思った1冊。( 大原扁理オフィシャルブログ)
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